2011/07/08

舞台と空間のWS「森との対話」

六尺堂も協力する、夏のWSのお知らせです。

S.A.I.夏のワークショップ2011 高尾の森編
「森との対話」

2008年、2009年と連続で行ってきた高尾の森という環境における、舞台と空間のワークショップ。
今回は、パフォーミング・アートの枠組みをさらに拡張しつつ、環境、空間、造形、パフォーマンスの新たな交わりと可能性をワークショップを通して体験、発見していきます。

【日時】
8月6日(土)・8月7日(日) 9:00〜18:00
(8:00に高尾駅集合で移動します。詳細は受講者に個別に連絡いたします。)

【場所】高尾100年の森
東京都八王子市元八王子町3-2872-1 城山病院奥

【定員】30名程度

【料金】(2日間通し)
一般 3000円 学生 2500円

【ナビゲーター】
横田修タテヨコ企画/劇作・演出)
白神ももこモモンガコンプレックス/振り付け・ダンサー)
杉山至(セノグラフィー)
濱崎賢二(セノグラフィー)

今年は、縦割りで各講師によるワークショップを行っていくのではなく、各ナビゲーター同士もワークショップの最中に対話を繰り返しながら、有機的にワークショップを生成させていこうと考えています。

【申し込み・問い合わせ】
こまばアゴラ劇場 03-3467-2743
メールでのお申し込み info.npo.sai@gmail.com
参加希望のプログラム、お名前、ご連絡先(電話番号・メールアドレス)を明記の上、メールか電話でお申し込みください。
*定員に達し次第、募集終了とさせていただきます。




ディレクター/杉山至、浅沼秀治、岩本彩哉
プログラムディレクター/野村政之
ワークショップ事務局/S.A.I. アゴラ企画
宣伝美術 / 福島奈央花
主催/風土環境フォーラムNPO有形デザイン機構、(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場、S.A.I.
協力/舞台美術研究工房・六尺堂財団法人水と緑の惑星保全機構





東京近郊にありながら、豊かな自然環境を保持している高尾山。江戸時代からの特質した文化、生活環境を育みながら変貌しつつある環境において、人が出来事を通して関わるパフォーミング・アートとセノグラフィーの発想からワークショップという手法により、参加者とともに芸術的発想と生活環境の関わりの新たな可能性を体験、発見することにより、環境、都市、住環境、生活と文化・芸術の関わりと可能性をもう一度考え直す試み。

それは、昨今のクリエイティブ・シティの取り組みにみられる、アートによる、都市、近郊エリアの再生と文化芸術がもたらす、知的財産の創造と開発の試みであり、その枠組みを踏まえつつ、演劇やダンス、セノグラフィーといったパフォーミング・アートになにができるのかをワークショップにより実践、経験していきます。


■『注文の多い森の中』横田 修(タテヨコ企画/劇作・演出)
逃げ出したい、でもより奥へも行ってみたい・・・こんな相反する気持ちを言葉やパフォーマンスで逆なでして、森の中に異世界への扉を開くワークショップです。
今年の夏、森で一緒に迷いませんか?

■『森をかたどる・たどる。』 白神 ももこ(モモンガコンプレックス/振り付け・ダンサー)
ダンスはだいたい、スタジオという場所で学びます。
けれど、ダンスの起こりと体は、土地の気候や風向きやサイズや食べ物や労働やいろんな情報でできていて、それが伝わったものだから、森をかたどる、たどる、たどる、たどる、で、この日あった高尾の森を伝える体を作りたいと思います。

■『森の素材・カタチから』 杉山 至(セノグラフィー)
セノグラフィー(舞台美術)とは、見えている風景や景色の中に、対話や物語を見つける視点を与える作法だと思う。セノグラフィーの視点で森と対話してみる。
そこからどんな声や音や気配が立ち上がってくるのか。そしてその感覚とセノグラフィーの手法で森に対話を仕掛けてみる。果たしてどんな木霊が帰ってくるのだろうか?

■『「考える」を疑う』 濱崎 賢二(セノグラフィー)
私達は普段「脳」で考えますが、今回は「身体」や「手」で考えるようなアプ ローチのワークショップを提案できればと思います。
そうすれば、今まで見えなかった新しい森の姿が生まれてくる気がするのです。