2009/12/03

【情報】事業仕分けに関する意見募集

先ごろ行われた行政刷新会議による事業仕分けの結果、
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/h-kekka/3kekka.html
演劇状況に影響ある、文化芸術ほか多くの予算が削られる意見が提出されています。

この結果に対し文科省で、広く意見募集
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm
をしています。

12/15まで

必ず件名に、対象事業の事業番号と事業名

■事業番号3-4「日本芸術文化振興会関係」
■事業番号3-5「芸術家の国際交流」「学校への芸術家派遣」「コミュニケーション教育拠点形成事業」

を明記の上、

送り先アドレスは(nak-got@mext.go.jp)まで
上記対象事業、区分で不明(区分に限らない)なものは 大臣官房会計課(kaizen@mext.go.jp)まで

現代演劇の現場に関わりが近いところをあげると

文化関係(1)—(独)日本芸術文化振興会 http://www.ntj.jac.go.jp/ 関係
「新国立劇場」http://www.nntt.jac.go.jp/
「国立劇場おきなわ」http://www.nt-okinawa.or.jp/

「芸術創造・地域文化振興事業」
芸術拠点形成事業
http://www.bunka.go.jp/geijutsu_bunka/chiikibunka/shinkou/sisaku/kyoten/index.html

優れた芸術活動への重点的支援「文化芸術創造プラン」
http://www.bunka.go.jp/geijutsu_bunka/souzoukatsudou/index.html

などに対して

「圧倒的に予算を縮減したい」 (評価コメント )という結果
事業仕分けの様子(ニコニコ動画 / 音声)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8783772


文化関係(2)—芸術家の国際交流等(芸術家の国際交流、伝統文化こども教室事業、学校への芸術家派遣、コミュニケーション教育拠点形成事業)

のうち、
■芸術家在外研修「新進芸術家海外留学制度」
http://www.bunka.go.jp/geijutsu_bunka/geijutsuka_yousei/kensyu/index.html
に関しては


「予算要求の縮減」(評価コメント )という結果
事業仕分けの様子(ニコニコ動画 / 音声)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8784376


が出ています。

2009/09/05

バックステージツアーシリーズ vol.5

舞台美術研究工房六尺堂主催企画
バックステージツアーシリーズ vol.5

劇団6番シード「twelve~天国の待合室~」舞台美術・青木拓也

日時 9月13日(日)1800開演の回(上演時間2時間半程度)終演後 演出家によるアフタートークに続けて開催

参加無料(公演観劇は 前売3500円/当日3800円/高校生以下2500円 予約は 080-3538-5242※受付時間10時~21時 )

公演会場・東京芸術劇場 小ホール2 東京都豊島区西池袋1-8-1 03-5391-2111


舞台美術家自身による案内で行われる、六尺堂のバックステージツアー企画。
前回のザムザ阿佐ヶ谷に続いて、今回は池袋の東京芸術劇場にて、vol.5を行います。
今回は劇団イベントの、演出家によるアフタートークと併せて行います

舞台設定は「天国の待合室」。
抽象的な舞台空間を、演出家・松本陽一とともにご案内します。
公演作品観劇とともに、ふるってご参加ください。

2009/08/22

舞台と空間のワークショップ09夏

8/8・9 8/22・23
舞台と空間のワークショップ09夏
オムトン×六尺堂×モモンガ・コンプレックスin五反田&高尾の森
『奏でる×創る×踊る=道』

イントロダクション『みちの発見』 ナビゲーター:杉山至浅沼秀治
踊るWS『どうにもこうにも風まかせ。』 ナビゲーター:モモンガ・コンプレックス
創るWS『発見!探検!想像する/創造する空間』 ナビゲーター:舞台美術研究工房・六尺堂の美術家たち
奏でるWS『音を描く』ナビゲーター:オムトン

【五反田編】

8月8日(土)
10:00〜12:00 イントロダクション『みちの発見』
13:30〜16:30 踊るWS『どうにもこうにも風まかせ。』
17:00〜20:00 創るWS『発見!探検!想像する/創造する空間』

8月9日(日)
10:00〜13:00 奏でるWS『音を描く』
14:30〜20:00 『総合ワークショップin五反田』

両日とも舞台美術研究工房・六尺堂8:45集合


●会場
舞台美術研究工房・六尺堂 http://www.rokushakudo.org
東京都品川区東五反田2-21-17

●料金
          一般    学生
五反田編      ¥3,000  ¥2,500
高尾編       ¥3,000  ¥2,500
五反田編+高尾編  ¥5,000  ¥4,000

●定員 各回30名

8/22・23、【高尾編】もあります。併せて、ぜひご参加ください。

詳細問い合わせ、参加申し込みにつきましては、こまばアゴラ劇場まで



【高尾編】

●日程
8月22日(土)
昼の部:屋外ワークショップ
10:30〜12:30 踊るWS『どうにもこうにも風まかせ。』
14:00〜16:00 奏でるWS『音を描く』
16:00〜18:00 創るWS『発見!探検!想像する/創造する空間』
夜の部:スライドレクチャー
20:00〜22:00 『道の芸能・広場の芸術』

8月23日(日)
10:30〜20:00 『総合ワークショップin高尾』

●会場
高尾100年の森
東京都八王子市元八王子町3-2872-1 城山病院奥
八王子セミナーハウス
http://www.seminarhouse.or.jp
東京都八王子市柚木1987-1
*雨天時は内容変更の可能性あり
*両日ともJR高尾駅北口9:00集合

●宿泊について
高尾編のみ、ご希望の方はご宿泊いただけます。定員20名。
宿泊場所:八王子セミナーハウス(1泊朝食付¥5,000)
*スライドレクチャーは、宿泊されない方にもご参加頂けます。
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演劇・ダンス(舞踊)・音楽・舞台美術・建築・ランドスケープ、これらの芸術・技術を私たちは別々のジャンルと捉えがちです。
しかし、これらのルーツはどれも日本の風土・文化に深く根ざしていて、その真髄は<間>のあり様であり、その<間>における<身体>のあり様でもあります。そしてそこには古くよりパフォーミング・アートの世界が開けていました。
私たちは、たかだか百数十年の近代化以降の時の流れの中で、この<間>と<身体>を喪失したように感じます。
この閉塞した時代の中に、今こそhuman scaleと視・聴・嗅・味・触の五感に宿る身体知とでもいうべきものを取り戻す必要を迫られているのではないでしょうか。
今年の夏も昨夏に引き続き、五反田の「舞台美術研究工房・六尺堂」と、八王子の「高尾100年の森」という異なる2つの場において、身体・知覚・技術を総動員したワークショップを開催します。
女性3人の打楽器ユニット「オムトン」と、六尺堂の舞台美術家たち、そしてダンス・パフォーマンス的グループ「モモンガ・コンプレックス」によるかけ算でどんな化学変化が起きるのか!
今、パフォーミング・アートで何が起こせるか!このワークショップで発見・考察しましょう!

イントロダクション『みちの発見』
ナビゲーター:杉山至浅沼秀治
古来日本には、ケモノミチやカミノミチ等、日常では入っていくことのできない未知なるミチがあります。また、舞台にも花道や橋懸かり等、異界とを繋ぐミチがあり、日本のパフォーミング・アートは異形の態でミチを練り歩くことから発祥したともいわれています。
今回はこの連続ワークショップの導入として、東京の日常の奥や深層に私たちが忘れてしまっているミチや、まだ発見していないミチを舞台美術的方法で探っていきます。

踊るWS『どうにもこうにも風まかせ。』
ナビゲーター:モモンガ・コンプレックス
普段、道を歩いてたりして石につまずいちゃったり、人とぶつかっちゃったり、よろけちゃったり、腰がひけちゃったり。
周りの環境で「そうなっちゃう身体」。
いつもはマイナスに捉えがちだけど、「そうなっちゃう身体」をむしろ発見して楽しみたいと思います。そんなこんなで、どうにもこうにも風まかせ。風まかせにできた身体の道を探ります。

創るWS『発見!探検!想像する/創造する空間』
ナビゲーター:舞台美術研究工房・六尺堂の美術家たち
空間には様々な要素が隠れています。日々を生きていく中では気付かないけれど、人間はイメージを膨らませることによって新しい発見をしたり別のものに見立てたりする能力を持っています。そして、それを発見したときの感動を他者に伝えるために新しい空間を作り上げてしまうこともあるのです。想像して創造する。そのプロセスを使い、都市と森に隠された新しい空間を発見して探検してみましょう。

奏でるWS『音を描く』
ナビゲーター:オムトン
音を想像します。 楽譜を描きます。 ルールはありません。自分でつくります。でも誰が見てもわかるようにつくります。 それを音にしてみます。 人の描いた楽譜も音にしてみます。 みんなの楽譜を並べます。 曲の完成です。 奏でます。

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●連絡事項
動きやすい服装でご参加ください。
鉛筆・スケッチブック・雨具(高尾編)をご持参ください。

●ディレクター 杉山至、浅沼秀治、岩本彩哉
●ワークショップ事務局 林有布子、有賀千鶴、濱崎賢二
●主催 NPO風土・環境フォーラム、NPO有形デザイン機構舞台美術研究工房・六尺堂、(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場

詳細問い合わせ、参加申し込みにつきましては、こまばアゴラ劇場まで

2009/07/18

バックステージツアーシリーズvol.4 記録

2009年7月18日にザムザ阿佐ヶ谷で行われた

バックステージツアーシリーズ vol.4
マグネシウムリボン「ジャック」舞台美術・松本謙一郎


参加者10名ほど、積極的に質問などもあり約40分の内容となりました。
舞台の基礎構造の説明から入り、まずは舞台上に立つ感覚を体感していただきました。
土足禁止の劇場でもあり、装置の板張りの床は素足で感じてもらえます。



図面や製作中のスケッチを提示しての解説ののち、劇中冒頭で外される戸板のギミックを、出演者・照明・音響協力のもとシーン再現して実体験。
暗転や劇中照明での時間経過も、舞台上で体感していただきました。
舞台裏を一巡し、仕掛けのギミックや、装置の構造、施工方法も解説。

仕込み(施工)記録はこちら

バックステージツアーシリーズ vol.4

舞台美術研究工房六尺堂主催企画
バックステージツアーシリーズ vol.4

マグネシウムリボン
「ジャック」舞台美術・松本謙一郎

日時 7月18日(土) 1400開演の回(上演時間2時間程度) 終演後 30分程度

参加無料(公演観劇は 前売3000円/当日3500円 予約は WEB / 03-5215-1903 )

公演会場・ザムザ阿佐ヶ谷 杉並区阿佐ヶ谷北2-12-21ラピュタビルB1F 03-5327-7640


王子小劇場
での三週連続企画で好評だった、バックステージツアー企画。
続いて早くも、vol.4を行います。
ザムザ阿佐ヶ谷は、和風テイストで個性の強い空間。
今回はそれを生かしつつも、やや変則的な美術プランを進めています。

三週連続企画での手応えをフィードバックしたツアー内容を鋭意計画中。
公演作品観劇とともに、ふるってご参加ください。

2009/07/13

「ジャック」メイキング

バックステージツアーシリーズvol.4
を行った、マグネシウムリボン「ジャック」(舞台美術・松本謙一郎)@ザムザ阿佐ヶ谷 
舞台装置仕込み(施工)のメイキングです。



2009/06/29

工房内工具講習090629

工房・六尺堂には多くの電動工具・エア工具がありますが、これらを正しく安全に使用するために、工具係(担当持ち回り)主導による仲間うちでの工具講習を行っています。

六尺堂を自主管理ルールでは、この工具講習を受けなければ、工房の電動工具などを、外部からの作業手伝い(どんなに慣れた人やプロでも)に使わせることが出来ません。



工具に対する一般的な正しい知識・メンテナンスの方法、から、工具を良好に保つためなどの六尺堂内ローカルルール、各自の作業に際しての工夫・知識までを共有する機会となっています。
使い慣れているつもりの工具でも、再確認・再認識することが少なくありません。



定期的な工房内メンテナンスで、補助工具や設置状態の改善が行われることがあります。
今回は、テーブルソーに補助テーブルや移動用の専用キャスターが取り付けられたので、その使い方も講習でアナウンスされました。



トリマーは、目的に合ったビット(刃)を取り付けて使用する工具なので、ビットの交換方法を知っておくことは基本です。
2本のサイズが違うレンチが必要になるので、なくさないようにしておくのも大事。



メンテナンスなどに使用される、スプレー類。
混同しがちですが、それぞれに用途が違い、使い方を間違えると逆効果なので注意が必要。

左から
グリススプレー / 機械の回転部分などの潤滑を保ちます。
シリコンスプレー / 刃に吹くなどして、切断面の摩擦を軽減します。
ネイラーオイル / エアー工具(コンプレッサーによる圧縮気を利用した工具)のカプラー(ホースのつなぎ口)に吹くことで、工具の防錆・圧縮気中の水分を除去します。
CRC5-56 / 一般的にもお馴染みな防錆スプレーです。

2009/06/12

バックステージツアーシリーズvol.3 記録

2009年6月12日に王子小劇場で行われた

バックステージツアーシリーズvol.3
演劇ユニットてがみ座「ありふれた惑星」舞台美術・杉山至+鴉屋 


参加者20名弱。
図面やラフスケッチを掲載した資料を配布して、美術プランのコンセプトなどを解説。
実際に舞台上にあがってもらい、舞台裏からベランダとしてつくられた高台にも登って舞台上を一周していただきました。



二本立ての間に行われる転換を、逆に戻しながら、その仕組みをくわしく解説。
観客からの質疑応答や、主演者から実際に舞台に立つ感触についてのコメントもありました。

仕込み(施工)記録はこちら

バックステージツアーシリーズ vol.1〜3

舞台美術研究工房六尺堂主催企画
バックステージツアーシリーズ vol.1〜3
in 王子小劇場

2009 5/27 6/4 6/12

赤堤ビンケ「ときめき ~on the time〜」舞台美術・袴田長武+鴉屋  5月27日(水)1930開演の回 終演後 

津田記念日プロデュース「炭酸の空」舞台美術・濱崎賢二青年団) 6月4日(木)1400開演の回 終演後

演劇ユニットてがみ座「ありふれた惑星」舞台美術・杉山至+鴉屋  6月12日(金) 1400開演の回 終演後

参加無料(各公演観劇の方)※各公演観劇のチケット予約は、各団体にお願いします。

ともに同じ工房・六尺堂を拠点に活動する舞台美術家三人が、同じ劇場において三週続けて行われる公演それぞれの舞台美術プランをするこの機会。終演後、美術プランナーがナビゲーターとなって、舞台裏を見ていただいたり、舞台美術の裏側を紹介・解説などする「バックステージツアー」を三週連続で企画しました。
作品を楽しんだうえ、パフォーミング・アートの現場について、より深く知ることのできるプログラムです。
そして同じ劇場において、それぞれの空間がつくられた三作品を、続けて観て参加することで、さらに発見があるであろう、貴重な機会です。

2009/06/08

「ありふれた惑星」メイキング

バックステージツアーシリーズvol.3
を行った、演劇ユニットてがみ座「ありふれた惑星」(舞台美術・杉山至+鴉屋)@王子小劇場 
舞台装置仕込み(施工)のメイキングです。




2009/06/04

バックステージツアーシリーズvol.2 記録

2009年6月4日に王子小劇場で行われた

バックステージツアーシリーズvol.2
津田記念日プロデュース「炭酸の空」舞台美術・濱崎賢二青年団




参加者10名程度。囲み舞台で、バックステージとなる舞台裏が少ない舞台美術プランであったので、前半は美術家と演出家の対談により、創作の経緯を解説しました。
舞台上では、円形テーブル状の装置の裏側などの、細部までじっくり見ていただくツアー。
楽屋まで一巡して、作品中の照明効果を舞台上で体験していただきました。

仕込み(施工)記録はこちら

2009/06/01

「炭酸の空」メイキング

バックステージツアーシリーズvol.3
を行った、
津田記念日プロデュース「炭酸の空」(舞台美術・濱崎賢二青年団))@王子小劇場 
舞台装置仕込み(施工)のメイキングです。



















2009/01/16

海外研修発表会のお知らせ

六尺堂のメンバー、鈴木健介(青年団)が
PaCPAの総会にて
「オランダの舞台美術教育の現場から」と題し
一年間の海外研修の報告発表を行います。

■日時 1/16日(金)16時〜
 ※時間訂正 18時〜 20時までの開催になります!
(発表は、総会終了後、17時〜18時くらいから)
■場所 六本木オリベホール、ロビー

■入場無料

2009/01/15

舞台スタッフ募集

寅川英司】舞台監督助手見習いまたは演出部見習い募集

条件年齢21歳以上(学生は大学卒業が見込まれる方)男女不問。
現場は都内近郊、たまに地方。
内容は小劇場、コンテンポラリーダンス、商業演劇、能狂言、外国招聘もの、の演出部または助手。
給料応相談。休み応相談。普通免許、英会話、経験者優遇

order@rokushakudo.org

2009/01/04

新年工房見学会09

お隣、アトリエヘリコプターで行われる、五反田団の正月恒例イベント「新年工 見学会」に便乗して、その期間中、六尺堂でも工房内を一般に公開する「新年工 見学会」を行います。
工房を使用している舞台美術家や舞台監督の中から有志により「展示やWS的な何か」を、それぞれの思い思いの方法で行います。

1/2(金) 18時〜22時
1/3(土) 13時〜22時
1/4(日) 13時〜17時

入場無料

日々、舞台装置を製作している工房の様子を、実際に見て知ることができる機会です。
新年工 見学会09」上演前後の時間帯開場していますので、ぜひどちらもお楽しみください。

舞台美術研究工房・六尺堂 http://www.rokushakudo.org
東京都品川区東五反田2-21-17

【関連】2005年11月、六尺堂の前身である青年団相模大野倉庫に集う舞台美術家で行った舞台美術展「ひとつの倉庫と12人展」